「いつもスマホで写真を撮るけど、なかなか綺麗な写真が撮れない……」
「インスタ映えする写真を撮ってみたい!」という方に向けて、今回はいちご狩りでも使えるスマホ撮影のコツを紹介します。
一眼レフカメラを持っていない人でもコツさえをつかめば、スマホでインスタ映えする写真が撮れます。
今回は、カメラ歴10年以上の編集部員がそのコツを教えます!
ぜひ、いちご狩りでスマホで写真を撮って、楽しい思い出を素敵な写真で残してみませんか?
コツ1:構図を決めて、いらないものは取り除く
まずはカメラの基本的なことから紹介していきます!
基本的な構図の内容を知るだけでも、写真の雰囲気が変わります。
基本の撮り方を覚えて、いちご狩りでのベストショットを撮っていきましょう。
いちご狩りで何をメインで撮りたいか
当たり前ですが、写真を撮る時はまず何を撮りたいか、メインの被写体をどれにするかを決めましょう。
例えば、いちご狩りの場合、いちご農園を可愛く撮りたいのか、一緒にきている彼(彼女)を撮りたいのか、子供との思い出写真を撮りたいのかなど、シーンによって被写体が変わってきます。
ただなんとなく、シャッターを押すのではなく、撮りたいものを決めるだけで、グッといい写真になるものです。
被写体が決まったら、タッチでフォーカス(焦点)を合わせましょう。スマホの画面にいちごを入れて、スマホ画面の中に入ってるいちごに指でタッチしてみるとフォーカス(焦点)が合います。
この時、被写体と関係ないものはできるだけ除くと、より被写体に目がいくようになります。
構図を意識してみよう
スマホで写真を撮る時でも大事になってくるのが構図です。
構図を意識するだけで、プロが撮ったような写真にもなるので、チャレンジしてみてください!
構図を考えるときに便利なのが「グリッド線」と呼ばれる、カメラに表示される縦横の線です。
スマホの設定でグリッド線を表示させることができるので、まずはこの機能をオンにしましょう。
【iOS】 「設定」の「カメラ」からグリッドを「オン」に選択
【Android】 カメラ起動時にグリッドを選択
構図ってどんなものがある?
グリッド線を活用してやってみてほしいことは、構図を決めること。
構図には、主に5つあります。それぞれの構図について簡単に説明します。
(1)三分割構図
簡単に目を引く写真をとりたいときなどに使われることが多いです。
線が交わる部分に被写体を置いて、周りの空間も一緒に映すことことができます。
いちご狩りの場合、手前にいちごを写しながら、奥にいちご狩りをする人にピントをおくと、奥行きがある写真が撮れます。
(2)二分割構図
境界線がはっきり出せるので、空と海などの撮影でよく使います。
色や奥行きが分かれている時に使いやすいです。
シンプルな構図になるので、他の構図と比べると少し難易度は上がるかもしれません。
いちご農園から見える風景や、いちご農園の全体を撮りたいときなど、活用してみてください。
(3)日の丸構図
撮りたい被写体を中心に持ってきて、周りのものをぼかします。
ポートレートなどの人物撮影などで多く使われます。この構図では被写体を強調して撮ることができます。
例えば、いちごをほおばる人物を真ん中に持ってくると、とても目を引く写真を撮ることができます。
(4)放射線構図
奥に向かって集まる点「収束点」と呼ばれるものを写真の中に取り入れます。
視線が収束点に集まっていくので、被写体への視線誘導がしやすいです。
例えば広いいちご農園の中で、どこかに視線を集めたい場合などに使えます。
いちご畑の通路奥に被写体に立ってもらうと、パッと目を引く写真になります。
(5)対角線構図
写真の背景に対角線のものを入れることで、平凡な場所でも動きが加わり、被写体の動感を表現しやすいです。
いちご狩りでは、背景の葉っぱで対角線構図をつくると、コントラストが出てきて、綺麗な写真が撮れます。
また、これらの構図を複数掛け合わせることで、さらに表現の幅が広がり素敵なインスタ映えの写真になります!
ネガティブスペース(余白)を大事にする
ネガティブスペースとは、写真の中の被写体以外の空間余白のことです。
あえて余白を作ることで、メインの被写体がよりいっそう目立ちおしゃれな写真になります。
時には思い切って余白を作ってみてはいかがでしょうか?
いちご農園では、人が少ないところを狙って撮ってみるのもいいと思います。
コツ2:スマホでの撮影時に明るさを調整する
スマホ撮影での「明るさ調整」の方法をご紹介します。
写真は明るさ一つで雰囲気が大きく変わるので、挑戦してみてください!
いちご狩りでは天候によってビニールハウス内が明るかったり、暗かったりするので、うまく活用してみてください。
スマホ撮影では「HDR機能」を使ってみよう!
「HDR機能」とは「High Dynamic Range(ハイダイナミックレンジ)」の略です。
どんなものかを簡単に説明すると、明るさの異なる写真を合成して1枚の写真にしてくれます。
例えば、太陽の光が後ろから当たっているとき、人物の顔が真っ黒になったりしますよね?
そんな時に使えるのが、このHDR機能です。
他にも、よく晴れた日の屋外などで写真を撮ると、明るい部分が真っ白になることがあります。
下の写真は、背景が白くなってしまっています。
これを撮影用語で「白飛び」といいますが、HDR機能を使うことで、逆光や薄曇りの白飛びが軽減します。
【iOS】 「設定」の「カメラ」から自動HDRを「オン」に選択
【Android】 カメラ起動時にHDRを「オン」に選択
スマホカメラの『HDR』機能って? 使ったほうが良いシーンを写真で解説
露出調整をうまく活用する
被写体にフォーカスを合わせると、黄色い四角のマークが出てきます。
この時タッチしたまま、上にスライドすると明るく、下にスライドすると暗くなります。
メインの被写体に合わせて、露出を合わせてください。
光と影を取り入れる
SNSなどを見ていると、「光と影」を取り入れた印象的な写真が沢山あります。
いちごなどの食べ物は光をどの方向から取り入れるかによっても、印象が大きく変わります。
料理やお菓子などの食べ物は、光をどの方向から取り入れるかによっても、印象が大きく変わります。
横からの光(サイド光)で撮ると陰影ができて、よりリアルな表現になりやすいです。
撮りたいものが料理単体なのか、それとも、器なども含めた雰囲気全体なのか、趣向に合わせて撮ってみましょう。
コツ3:いちご狩りでぼかして撮るコツ
いちご狩りでも、ぼかし撮影を活用すると、より魅力的な写真に変わります。
最近のスマホでは、「ポートレート撮影」というぼかし機能がついたものがあります。
ぼかしを使うことで、撮影場所の雰囲気や被写体を目立たせることができるので、SNSに上がっているような魅力的な写真が撮れちゃいます!
「ポートレートモード」を使ってぼかし撮影
最新のiPhoneやiOS 12ではポートレートモードで撮影した後でも、背景のぼかし具合を変更できるので、とても便利です。
また、ポートレートモードがない方も、アプリでぼかしを入れることはできるので安心してください。
ぼかしってどんなものがあるの?
ぼかしにも色々な種類があります。まずは「後ろボケ」について説明します。
手前の写したい被写体にピントが合い、背景がぼけるような写真です。
続いては「前ボケ」です。奥にピントを合わせることで、その場所の雰囲気などを表現することができます。
いちご畑では葉っぱなどを手前ボケさせることで、柔らかな雰囲気がでます。
手前の写したい被写体にピントが合い、背景がぼけるような写真です。
最後に「玉ボケ」を紹介します。
夜景などでよく見られる玉ボケは、遠くのライトがぼやけて大きな玉のようになります。
手前の写したい被写体にピントが合い、背景がぼけるような写真です。
玉ボケさせることで温かみのある写真を撮ることができます。きらきらと輝くのでとても幻想的ですね!
ぼかしを入れることで写真の中に奥行きが出て、その場所の距離感がぐっと伝わる写真になります。
被写体をぐっと目立たせて、自分らしい世界観を作れることも醍醐味の一つです!
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コツ4:いちごを使った撮り方は?
ここからは、実際インスタに上がっているいちご狩りの写真を紹介ます。
いちご狩りに行く前に、事前に撮りたい雰囲気などを考えておくのも楽しいかもしれません!
いちごをメインにした写真
https://www.instagram.com/p/CVbXafyBMlZ/?utm_medium=copy_link
遠近法を活用して、いちごを持ち上げているような写真
https://www.instagram.com/p/CNkVd4dAzJM/
みんなでいちごを持って撮る写真
いちご畑の中で、いちごを頬張る写真
空飛ぶいちごを捕まえている写真
https://www.instagram.com/p/B9qomO9ATV4/?utm_medium=copy_link
この他にも、いちご農園にはフォトスポットが置いてある場合があります。
いちごを食べながら、フォトジェニックな写真を撮ってみてください。
コツ5:スマホで撮影した写真をさらにおしゃれに!
いちご狩りを終えて家に帰ってから写真を見返すと、ちゃんと撮れていなかった……という方もいるかもしれません。
そんな方に向けて最後に撮った写真を編集できるアプリを紹介します!
「もう少し明るくしたい……」「インスタ用に写真のテイストを変えたい!」など撮った後からでもできる、写真の編集を紹介します。
どんなアプリがあるの?
「Adobe Lightroom」:プロも使用している本格的な画像編集アプリ。
モバイル版として使えるので、切り抜きや色補正をしたい人にはおすすめです。
画像編集(レタッチ)とは簡単にいうと、撮った写真がより綺麗になるように化粧をするようなイメージです。
写真全体の明るさを変えたり、いちごの赤色や葉っぱの緑色、人物の肌色を変更したりすることができます。
自分好みの色合いにできるので、青っぽい写真にしたり、黄色っぽい雰囲気にしたり、インスタで自分の世界観を作りたいという方におすすめです。
「VSCO」:おしゃれな写真に編集できるアプリ。
SNSのように世界中の人のプリセットなども閲覧できます。
初心者には難易度が少し高いので、「プリセット」と呼ばれる、あらかじめ色味が設定されたファイルを使って始めるといいかもしれません。
「Foodie」:食べ物を美味しそうに撮れると話題になったアプリ。
全体的に温かみのある色合いになり、いちごの赤さがより引き立つので、いちご狩りにはおすすめです。
食べ物以外も人物が綺麗な色味に仕上がるので、お出かけの写真にもバッチリです。
「LINE Camera」:初心者でも使いやすく、スタンプなども多数あるので写真に装飾をつけたい人におすすめ。
LINEとの互換性も高いので、サクッと編集したいときに便利です。
「Snapseed」:グーグルが開発した写真加工アプリ。
本格的な編集ができて操作性もいいので、レタッチをやってみたいという人におすすめです。
本格的な編集ができて操作性もいいので、Adobe Lightroomと同様にレタッチをやってみたいという人におすすめです。
【まとめ】いちご狩りで撮った写真をアップして楽しもう!
いちご狩りでは、友達や家族との撮影もぜひ楽しんでみてください!
いい感じに撮れた写真はSNSなどにアップするのも楽しいですね。
また後から写真を見返して、思い出をシェアできるのも写真の楽しさの一つ。
いちご狩りでの楽しい写真が撮れると、さらに楽しくなっちゃいます!
撮影のコツを色々と試しながら、チャレンジしてみてください。