栃木県で生まれた、スカイベリーに次いで新しい品種「とちあいか」。
まだまだその名を知らない人も多いのではないでしょうか。
今回は、いちご生産量52年連続No.1の栃木が生み出した「とちあいか」について、紹介していきたいと思います!
とちあいかの特徴から名前の由来、他のいちごの品種との違いについても、詳しくみていきましょう。
新しいいちごの種類を知って、自分好みのいちごを見つけてみてください!
とちあいかの品種の特徴とは
まずは「とちあいか」の基本的な特徴からお伝えします。
味の特徴や色、その形について詳しくみていきましょう!
とちあいかって、どんないちご?
「とちあいか」は、2018年に栃木で開発された比較的新しい品種のいちごです。
その特徴は、以下のようなことが言われています。
・丸みのある、綺麗な三角形
・光沢のある赤みの果皮
・酸味が少なく、強い甘味
・切り口がハート型
・やや硬めな食感
圧倒的な甘味が特徴で、まだまだ生産量は少ないですが、既にちまたでは高評価をもらっているいちごです。
大きさはとちおとめとスカイベリーの中間くらいで、しっかりとした大玉サイズ。
ヘタの部分がくぼんでいるので、縦に切ると、切り口がハート型という写真映えもするいちごです。
とちあいかの歴史
栃木で生まれた、「とちあいか」。
スカイベリーを作った後にどういう思いで作られたのか、とちあいかの歴史について、見ていきましょう。
とちあいかって、いつできたの?
いちご王国栃木県で、10番目にうまれた「とちあいか」。
「とちあいか」は2018年に品種申請され、2019年秋頃から初出荷され始めたいちごです。
大玉で、収穫時期が長く、かつ、病気にも強いものを作るために、数年かけて品種改良されてきました。
これまでの栃木のいちごと言えば、「とちおとめ」。
その有名ないちごのポジションを塗りかえたい、という生産者の願いも込められております。
栃木では、定番の「とちおとめ」、高級な「スカイベリー」、新種の「とちあいか」の3路線で、いちご業界のトップを走ってきています。
とちあいかの名前の意味と由来
「とちあいか」という名前は、とちあいかの購入者の一般応募で決まったもの。
名前の意味は「栃木(とちぎ)の愛(あい)される果実(かじつ)」から来ています。
2782票を獲得し、今では全国のみなさんに愛されるような果実になってほしいという願いが込められています。
とちあいかと他の栃木県のいちごの違い
簡単に、とちあいかの特徴について説明してきましたが、他のいちごと味や見た目がどう違うのか、正直気になりますよね。
ここからは、他のいちごの特徴とも比べながら、とちあいかの特徴について紹介していきます!
とちおとめ・スカイベリー・とちあいかって、どう違うの?
「とちおとめ」「スカイベリー」「とちあいか」は、どれも栃木県で生まれたいちごです。
これら3種が、どのように違うのかが気になる人も、いるのではないでしょうか?
そこで、品種や大きさなどの違いについて、見ていきましょう!
品種 | 大きさ | 味 | 色 |
とちおとめ | 小粒 | 酸味と甘味のバランスがある | 赤み |
スカイベリー | かなり大粒 | 上品な甘さ | 薄めの赤 |
とちあいか | 大粒 | 甘味が強い | 光沢のある赤さ |
とちおとめは、酸味と甘味のバランスが取れた、栃木を代表する品種です。
スカイベリーは、贈答用にも使われる、高級いちごのジャンルに含まれます。
とちあいかは、強い甘味が特徴の栃木の新種のいちごです。
酸味が強いもの、甘味が強いもの、全体的にバランスが取れているものなど、品種によってさまざま。
いちごの味は、人それぞれ好みがあるので、ぜひ栃木に行って食べてみてください!
とちあいかの旬の時期
とちあいかは、もともと収穫時期を長くできるように作られています。
とちおとめに比べると二週間ほど早く、10月下旬ごろから栃木県のスーパーや直売所に。
4月上旬くらいまでは収穫可能なので、旬が長いいちご品種です。
旬の時期が長いと、いちご狩りも長く楽しめるので嬉しいですね。
とちあいかの値段
直売所やスーパーでは、1パックおおよそ550円〜1000円ほどで売られています。
生産量が少なく、希少価値が高いため、とちおとめなどと比べると、少々高めの価格になっているかもしれません。
とちあいかをいちご狩りできる農園5選【栃木限定】
最後は、とちあいかのいちご狩りできる農園について紹介していきたいと思います。
とちあいかは新品種のため、栃木限定で出回っています。
ぜひ、栃木に行ってそこでしか味わえない、特別な味を楽しんでみてください!
とちあいかを生産していて、かつ、いちご狩りもできるところはまだ少ないですが、今回はおすすめの農園を教えちゃいます!
「とちあいかの味が気になる」という方は、思う存分食べてみてください!
①いわふねフルーツパーク
季節を通してあらゆるフルーツの摘み取り体験ができます。
「とちおとめ&とちあいか+ミニジェラート付き」というプランも!
いちごの品種によって実施時間が異なるので、予約の際は注意してください。
住所 | 〒329-4308 栃木県栃木市岩舟町下津原1585 |
営業時間 | 8:30〜17:00 ※いちご狩りは、10:00、11:00、13:00、14:00の4回 ※予約制 |
アクセス | 【車】国道50号線大田和西交差点を北に800m先 |
駐車場 | あり |
公式サイト | https://iwafune-ichigo.jp/ |
②Berryzfun(ベリーズファン)
ここでは、栃木生まれの品種(最大で11品種)の食べ比べができます!
とちあいか以外のスカイベリーなども一緒に食べたいという人におすすめ。
いちご狩りの後は、人気のパンケーキやいちご大福もあるので、ご賞味あれ!
住所 | 〒322-0534 栃木県鹿沼市亀和田町1109-1 |
営業時間 | 10:00〜15:00 ※基本的に予約制(忙期でなければ当日対応も可) |
アクセス | 【車】栃木宇都宮から車で45分 |
駐車場 | あり |
公式サイト | http://www.berryzfun.jp/index.html#page-top |
③観光農園 アグリの郷
栃木インターから車で15分というアクセスの良さ。
といあいか以外にも、とちおとめやとちひめのいちご狩りができます!
冬季限定の味噌加工などの体験もできるので、家族みんなで楽しめちゃいます。
住所 | 栃木県栃木市大塚町128-1 |
営業時間 | 9:00~15:00(定休日/月・木曜日) |
アクセス | 【車】 ・東北道栃木ICから約6km車で約15分 ・北関東道都賀ICから約6km車で約10分 ・東武宇都宮線野州大塚駅から約1km徒歩で約15分 |
駐車場 | あり |
公式サイト | https://www.agurinosato.net/index.html |
④MASHIKO STRAWBERRY FARM(マシコストロベリーファーム)
道の駅「ましこ」のすぐ近くにあるいちご農園。
とちあいか30分食べ放題という贅沢なプランがあるので、必ずとちあいかを食べたいという方にはおすすめです。
帰りは、道の駅のましこマルシェでお買い物を楽しんでみてはいかがでしょうか?
住所 | 栃木県芳賀郡益子町大字長堤2271 |
営業時間 | <12月下旬~5月上旬>9:00~15:00 ※第2火曜日(道の駅ましこの定休日に準じます) |
アクセス | 【車】 ・北関東自動車道 真岡ICより車で約20分 ・北関東自動車道 友部ICより車で約30分 ・北関東自動車道 桜川筑西ICより車で約15分 |
駐車場 | あり(131台) |
公式サイト | https://www.agrinet.pref.tochigi.lg.jp/tochigi-nouson-meguri/archives/spot_winter/mashiko-strawberry-farm |
⑤那須高原いちごの森
高設栽培で、とちあいかが30分食べ放題できます。
さらに施設内には、お菓子の城のお菓子工場や売店、レストラン、日帰り温泉などもあるので、一日中楽しめます!
お菓子の城の「スカイベリー大福」は、大きないちごがまるまる一個入っているので、お土産にもおすすめ。
住所 | 〒325-0001 栃木県那須町高久甲4588-10 |
営業時間 | 9:00 〜 16:00 |
アクセス | 【車】東北自動車道 那須I.Cより車で約3分 【バス】 ・那須塩原駅より関東バスにて25~35分、バス停「お菓子の城」徒歩0分。 ・黒磯駅より関東バスにて10~15分、バス停「お菓子の城」徒歩0分。 |
駐車場 | あり(500台) |
公式サイト | https://www.okashinoshiro.co.jp/facilities/ichigo/ |
まとめ:栃木へ行って「とちあいか」を食べてみよう!
まだまだ希少価値が高い品種のとちあいか。
しっかりと甘さが特徴なので、食べると思わずその味の虜になるかもしれません!
ぜひ、栃木でのいちご狩りでは、とちあいかを食べてみてください。