スーパーで真っ赤に熟したいちごを見つけてワクワクして買ったのに、「あまり甘くなかった…」という経験はありませんか?
実は、鮮度が落ちていたり、未熟なままで収穫されてしまったものが稀に混じってしまったりすることがあるようです。
そこでこの記事では、簡単にできる!美味しいいちごの見分け方をご紹介します。
見分け方だけでなく、いちご狩りで使える摘み方も解説しているので、ぜひ参考にしてくださいね。
美味しいいちごの見分け方5選
せっかくいちごを食べるなら、美味しいいちごを食べたいですよね。
そこで、美味しいいちごの見分け方を5つご紹介します。
- 全体的に真っ赤ないちごを選ぶ
- つぶつぶが均一ないちごを選ぶ
- 大きいいちごを選ぶ
- 先端が平らないちごを選ぶ
- ヘタが反り返っているいちごを選ぶ
それでは、それぞれ解説していきます。
見分け方①:全体的に真っ赤ないちごを選ぶ
美味しいいちごの見分け方は、ヘタのところまでしっかり真っ赤ないちごであるかです。
ヘタの部分まで赤いものが、完熟している証拠です。
白い部分の面積が大きいいちごは、酸っぱい可能性が高いですので選ばないようにしましょう。
ヘタまで赤い色が濃く、ツヤっとしているいちごがおすすめです。
見分け方②:つぶつぶが均一ないちごを選ぶ
美味しいいちごの見分け方として、表面のつぶつぶが均一に散らばっていることが挙げられます。
つぶつぶが均一に散らばっているのは、栄養分が均等に分配されている証拠です。
また、表面のつぶつぶが埋もれそうないちごほど、実がパンパンに詰まって十分に成長しています。
見分け方③:大きいいちごを選ぶ
美味しいいちごの見分け方は、大きいいちごを選ぶことです。
一番最初に実ったいちごほど大きいものが多く、栄養や糖分がたっぷり詰まっています。
大きないちごは、いちご狩りのシーズンが始まる12月〜1月ごろによく見られ、春が近づくにつれてサイズが少しずつ小さくなっていく傾向にあります。
なので、甘くて美味しい大きないちごを狙いたい方は、いちご狩りのシーズンの始まりに行くといいでしょう。
見分け方④:先端が平らないちごを選ぶ
美味しいいちごの見分け方として、先端が平らであることが挙げられます。
なぜなら、いちごはヘタに近い部分に比べ、先端に近づくほど甘くなるからです。
先端が平らだと甘い部分を占める割合が多くなり、より甘く感じやすくなります。
先が細くなったいちごよりも、平らなものを選びましょう。
見分け方⑤:ヘタが反り返っているいちごを選ぶ
いちごに限りませんが、収穫したばかりのものの方が新鮮で美味しいですよね。
いちごの新鮮さは、ヘタで見分けることができます。
新鮮で食べごろな美味しいいちごは、ヘタの色が濃い緑色でピンッと反り返っています。
ヘタが下を向いていたら、収穫から日にちが経っていると考えていいでしょう。
いちごは収穫後に熟すことはなく、時間をおいても美味しくなりません。
なのでスーパーで購入する際は、パックの裏側からヘタをよく観察するといいでしょう。
いちご狩りでのいちごの正しい摘み方は?
いちご狩りといえば手摘みという印象が強いですよね。
いちご狩りは、農園によって手摘みで取るかハサミで取るかに分かれます。
どちらの農園にいっても対応できるように、それぞれの方法を把握しておきましょう。
いちごの摘み方:手を使う場合
手を使ったいちごの摘み方を紹介します。
まずは親指、人差し指、中指の3点でいちごを斜め下から優しくつかみましょう。
そのまま上に持ち上げ、いちごを自分の方に傾けるだけでぷちっと枝から離れます。
とても簡単に摘むことができますよ。
まれに、いちごを茎ごと力ずくで下の方へ引っ張ってしまう方がいます。
しかし、いちごの苗はとても痛みやすいので、苗にかなりのストレスがかかります。
苗に負担をかけないためにも、優しくそっといちごを摘むようにしましょう。
いちごの摘み方:ハサミで取る場合
いちごをハサミで取るときの摘み方について説明します。
まず、利き手と反対の手でカップを持ち、取りたいいちごのすぐ下にセットします。
そして、利き手でハサミを持ち、ヘタから2cm上の茎を切ってカップで受け止めましょう。
いちごを取りすぎるとカップから落ちる可能性がありますので、2、3個ずつ取ることをおすすめします。
動画でのハサミを使った摘み方は、こちらを参考にしてください。
小さなお子さんを連れて行く場合は、ハサミを持って遊んだり、走り回ったりなどしないよう十分注意しましょう。
美味しいいちごを食べる方法5選
上記では、美味しいいちごの見分け方をご説明しました。
次は、いちごをもっと美味しく食べるためのコツを5つご紹介していきます。
- 収穫してから3日以内に食べる
- ヘタの方から先に食べる
- 水洗いはヘタがついたまま行う
- ヘタ周りを雑に取らない
- いちごジャムにする
それでは、1つずつ見ていきましょう。
①収穫してから3日以内に食べる
いちごは傷みやすく、ほとんど日持ちがしない果物です。
収穫してから3日以内に食べることをおすすめします。
スーパーで買った場合は、翌日までに食べきるのがいいでしょう。
実際に、いちご狩りドットコム編集部の筆者はいちご狩りでパック詰めをして家に持って帰りました。
翌日痛んではいませんでしたが、やはり採れたてのいちごより味が少し落ちていると感じました。
せっかく美味しいいちごの摘み方を覚えていちご狩りに行ったのなら、できる限り早めに食べることをおすすめします。
②ヘタの方から先に食べる
いちごはヘタの方から食べたほうが美味しく感じます。
なぜなら、先端が最も甘く、ヘタのほうが酸っぱいからです。
なので、先にヘタ側の甘みが少ない部分から食べれば、最後にもっとも甘い先端で食べ終わることができますよ。
③水洗いはヘタがついたまま行う
いちごを洗う際は、ヘタがついた状態で水洗いしましょう。
いちごに含まれるビタミンCは水溶性です。
なので、ヘタを取ってから水洗いすると、栄養分やいちごの旨みがヘタの部分から流れ出てしまいます。
せっかく美味しいいちごを選んだのに、味を落としてしまうのはもったいないですよね。
また、いちごは水分に弱く傷みやすい果物です。
洗う際はさっと水にくぐらせる程度にとどめましょう。
流水で流すだけでも十分きれいになりますよ。
④ヘタ周りを雑に取らない
実は、いちごの芯とヘタ周辺にはビタミンCが特に豊富に含まれています。
ヘタが近いところは食べにくいからといって残す方がいますが、とてももったいないです。
包丁で切っても、ヘタに近い部分ごと取り除かれてしまいます。
手でいちごのヘタ部分だけを優しくつまむようにねじれば、簡単に取れます。
ビタミンCは免疫力や美容効果を高めてくれる働きがあります。
いちごの豊富なビタミンCを残すことなく摂取しましょう。
⑤いちごジャムにする
生のいちごをそのまま食べるのももちろん美味しいですが、ジャムに加工しても美味しいです。
傷んで生で食べるのに抵抗があるいちごや、美味しいいちごだと思って買ってきたいちごが酸っぱかった場合でも、ジャムにすれば美味しく食べることができます。
ジャムを作る際におすすめなのは、シーズン終わりの小粒のいちごを使うことです。
値段が安く、いちごの赤い部分の表面積が多くなるため、きれいな赤いジャムをつくることができます。
いちごの正しい保存方法
いちごは、ヘタを下に向けて保存容器に重ならないように並べ、冷蔵庫に入れて保存するのがベストです。
いちごを保存するときに野菜室に入れる方が多いですよね。
しかし、いちごは冬が旬の果物なので保存温度は低いほうがいいです。
また、いちごに水分がついていると早く傷んでしまいます。
その時食べる分だけ洗い、残りは洗わずに保存容器に入れて冷蔵庫に入れましょう。
いちごは傷みやすい繊細な果物です。
鮮度の良いものを美味しいうちに食べることをおすすめします。
いちご狩りで採った持ち帰りのいちごや、農園でお土産として買って帰ってきたものなら3日以内に、スーパーのいちごは翌日には食べきりましょう。
まとめ:いちご狩りで使える美味しいいちごの見分け方・摘み方は?
美味しいいちごの見分け方、そしていちご狩りでのいちごの正しい摘み方をご紹介しました。
せっかく買うんですから、鮮度のいい美味しいいちごを選びたいですよね。
美味しいいちごの見分け方は、いちご狩りでも使えます。
また、正しい摘み方を知っておけばいちごを傷つけることなく簡単に取ることができます。
美味しいいちごの見分け方・摘み方をマスターし、「これだ!」という最高の一粒を見つけていただければ嬉しいです。