いちごに含まれる栄養と美肌になれる効果的な食べ方

あまおうの品種の特徴

冬から春にかけて、スーパーなどで並ぶ真っ赤ないちご。

甘くてジューシーないちごは、老若男女好きな人が多いのではないでしょうか。

一般的に「いちごは栄養豊富」と言われるけど、具体的にいちごが健康や美容にどう良いのかは知られていません。

そこで、今回はいちごが体にどう良いのか、というプチ雑学を教えちゃいます!

女性にとって気になる美容や、いちごの効果的な食べ方も紹介。

甘くて美味しいいちごを食べて、健康的な生活を送ってみませんか?

目次

いちごの栄養価

3つのいちご

いちごにはたくさんの栄養価が含まれています。

それでは、具体的にどのような栄養素が含まれているか見ていきましょう!

ビタミンC

いちごと言えば、なんと言っても「ビタミンC」。

骨や腱などの結合タンパク質である、コラーゲンを作るために必須の栄養素です。

肌にハリを持たせたり、シミを少なくしてくれるので、女性にとってはありがたい味方ですね!

いちごのビタミンCの含有量は、100gあたり62mgと言われています。

他のフルーツと比べると、いちごはそのままでも食べやすく、簡単にビタミンCを接種できるので、一番手軽かもしれません。

アセロラ(甘味種、生)800mg
レモン(生)100mg
キウイ(黄肉種、生)69mg
いちご(生)62mg
グレープフルーツ(生)36mg
みかん (生)35mg
バナナ(生)16mg
100gあたりのビタミンC含有量

ビタミンCの1日あたりの推奨摂取量は100mgと言われているため、おおよそいちご8個ほどとなります。

そのくらいの数量であれば、朝食やデザートで簡単に食べられちゃいますね。

逆に、ビタミンCの過剰接種も、下痢などを引き起こす原因になるため食べ過ぎもNGです。

ヒトはビタミンCを体内で作れないため、成人では1日の推奨量が100㎎(2020年版食事摂取基準)と設定されています。
引用:公益財団法人 長寿科学振興財団

葉酸

ビタミンBの一種である葉酸が、いちごには含まれています。

葉酸は赤血球を作るのを助けたり、細胞の再生に役立っています。

妊娠中や授乳中の女性にとっては必要不可欠な栄養素。

胎児の発育をサポートしてくれる、大事な栄養もいちごにはたくさん含まれているんです!

妊娠を希望する女性は、胎児の神経管閉鎖障害発症リスク低減のために十分な葉酸摂取(400μg/日)が必要となります。しかし、非妊娠時の30歳未満の女性の葉酸摂取量は300μg/日にも達しておらず、葉酸の摂取源の一つである緑黄色野菜の摂取量も十分ではありません。
引用:厚生労働省

カリウム

カリウムは体内の浸透圧を維持したり、水分量を調整したりする働きがあります。

加工食品を食べることが多くなった現代人は、カリウム不足に陥りがり……。

そんな問題を解決してくれるのが、いちごなんです!

熱に弱いカリウムですが、いちごは生で食べることが多いため、カリウムが破壊されることなく摂取できます。

カリウムは成人の体内に約200g含まれています。大部分は細胞内に存在し、細胞外液に多いナトリウムと相互に作用しながら、細胞の浸透圧を維持したり、水分を保持したりするのに重要な役割を果たしています。
引用:公益財団法人 長寿科学振興財団

いちごを食べると、どういう病気が防げるの?

様々なフルーツ

ここからは、いちごに含まれる栄養素が、自分たちの健康にどう役に立っているか紹介していきます。

風邪予防(ビタミンC)

先ほど書いたビタミンCは、コラーゲンを作るだけでなく、風邪予防にも繋がります。

ビタミンCのおかげで、免疫力や抵抗力が向上。

毎日こまめに取ることで、風邪になりにくい体を作ることができます。

体内を抗酸化する(錆びにくくする)働きもあるので、糖尿病や脂質異常症、動脈硬化などに注意したい、普段の食生活を見直したい、という人にもピッタリかもしれません。

ウイルスや細菌に対する抵抗力を高めて風邪を予防したり、鉄分を吸収しやすくする栄養素でもあり、寒い季節にぴったりの食材ともいえます。
引用:北海道伊達市公式ホームページ

貧血予防(葉酸)

女性が引き起こしやすい貧血の予防に繋がります。

めまいや立ちくらみなどを起こしやすい人は、手軽に食べられるいちごで、貧血予防してみてはいかがでしょうか。

心臓病予防(カリウム)

いちごに含まれるカリウムは、体内の余分な塩分を外へ排出する働きがあります。

心臓病の元となる高血圧を防ぐ効果があるので、日頃から味の濃いものを食べている人は、いちごでカリウムを接種しておくと良いかもしれません。

虫歯予防(キシリトール)

いちごの中には、実はキシリトールが入っているんです。

キシリトールは砂糖と同等の甘味度を持っているにもかかわらず、歯を溶かす酸が含まれていないので、虫歯にならないと言われています。

さらには、虫歯菌も減らす効果があり、唾液の分泌を促す効果も。

間食をチョコレートなどのお菓子ではなく、いちごに代えることで、虫歯の予防にも繋がりそうですね!

眼精疲労(アントシアニン)

パソコンでの作業が多い人にとって、悩ましいのが眼精疲労。

いちごに含まれるアントシアニンが、疲れ目に効果的だと言われています。

ビタミンCの疲労回復パワーと合わせて、疲れ目が回復するので一石二鳥の効果!

また、ポリフェノールの一種であるアントシアニンも豊富で、目の働きを高めたり、眼精疲労を予防したりする効果も期待できます。
引用:農林水産省

いちごには、美容効果もアリ!

5つのいちご

女性が一番気になる、美容への効果。

肌、シミやシワ、腸内環境にどのような変化が生まれるのかを紹介していきます。

むくみ解消

先ほど紹介したカリウムには、体内の塩分量を調整してくれる働きがあります。

カリウムを取ることで、余分な塩分が尿として排泄され、むくみ解消に。

お酒を飲んだ日や長時間の立ち仕事など、顔や足がむくんでしまうという人には、ピッタリ!

同じカリウムを多く含むヨーグルトと一緒に食べることで、むくみ解消につながります。

アンチエイジング効果

私たちの体は酸素を利用してエネルギーを作っていますが、それと同時に活性酸素というものも生まれています。

年を重ねるにつれて、活性酸素がシミやシワ、たるみなどの原因を引き起こしていきます。

それを除去してくれるのが、いちごに含まれるエラグ酸。

エラグ酸は、肌のコラーゲンの減少を穏やかにする効果があり、シワ予防につながると言われています。

美味しいいちごで、アンチエイジングもできるのは嬉しいですね。

腸内環境の改善

いちごには「ペクチン」という水溶性食物繊維が含まれています。

血糖値の急な上昇を抑えるため、コレステロール値が上がりにくいとされています。

また食物繊維なので、お腹のお通じを良くし、腸内環境を整えてくれるので、便秘で悩む女性の味方です!

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いちごはどうやって食べるといい?

最後は、栄養分はそのままで食べられる、効果的ないちごの食べ方について紹介していきます。

栄養価が高いいちごを、できるだけそのままの栄養価で食べられるおすすめの食べ方についてみていきましょう!

やっぱり生のままで!

いちごに含まれるビタミンCやカリウムなどは、熱に弱い栄養素と言われています。

そのため、加工食品(ジュースやジャムなど)では摂取しづらいです。

一番おすすめは、「ヘタをつけたまま水であらい、そのまま食べること」。

なぜヘタをつけたまま洗うかというと、いちごに含まれるペクチンやビタミンCは水溶性のため、水につけたりすると流れ出て行ってしまいます。

ですので、ヘタは取らずに洗ってくださいね。

そのままで食べることに飽きてしまったという方には、いちごのサラダもおすすめです。

ベビーリーフやモッツァレラを添え、いちごを細かく切って入れ、最後にバルサミコ酢をあえると、さっぱりとしたサラダの完成。

いちごの酸味と甘味が食欲をそそります!

デザートのいちごだけではなく、ディナーの一皿としても美味しく召し上がれます。

いちご狩りで新鮮ないちごを!

いちごを新鮮なまま堪能するために「いちご狩り」はおすすめです。

スーパーなどで買うのもいいのですが、生産者の畑からスーパーに届くまでに、いちごの鮮度はどうしても落ちてしまいます。

いちご狩りでは、畑で真っ赤に実ったいちごをすぐに食べられるのがポイント。

これなら、栄養価もそのままに取り入れることができますね。

栄養価たっぷりのいちごをぜひ、いちご農園で味わってみてください!

最後に

いちごが、栄養価の高い果実であることをわかっていただけたでしょうか。

女性には嬉しい美容効果もあるので、食後のデザートにぜひ取り入れてみてください。

日々の食事にいちごを取り入れて、健康的な生活を楽しんでください!

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