いちごの品種「あまおう」の特徴とは【実は福岡限定】

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あまおうは、ここ数年で急激に人気が出てきた品種です。

「いちごの王様」と呼ばれ、いちごの中でも高級品ブランドとして知られています。

そんな高級いちごである「あまおう」が、なぜこんなに人気になったのか気になりますよね。

そこで今回は、いちごの品種「あまおう」の特徴について詳しく解説していきます。

あまおうを美味しく食べられる旬の時期や、いちご狩りができるおすすめの農園も紹介していますので、ぜひ最後まで見ていってくださいね。

あまおうの品種の特徴とは

様々な種類のいちご

「あまおう」の特徴は、以下の通りです。

  • 見た目が鋭い三角形ではなく、コロンとしており丸みを帯びている
  • 他のいちごと比べて、やや濃い紅色である
  • 果皮に光沢があり、張りがあってツヤツヤしている
  • 甘味と酸味のバランスが絶妙で奥深い味わいがする
  • 他のいちごと比べて、大粒のものが多い

一般的ないちご1粒あたりの重さは15gほどです。

一方で、あまおうの平均的な1粒の重さは20gを超える大粒のものが多く見られます。

世界最重量のいちごとして、あまおうのいちごがギネス登録されているほどです。

ジューシーな果汁と硬めの果肉に食べごたえがあり、甘味と酸味のバランスが良く奥深い味わいが楽しめます。

あまおうは高級いちごとして人気も高く、贈り物やふるさと納税の返礼品としてもよく選ばれています。

あまおうの歴史

あまおうは、福岡県の農業総合試験場で育成され、2005年に登録されました。

福岡県では、それまで「とよのか」という品種が主流でした。

しかし、とよのかには、「果実の着色の悪さ」と「低温下でいちごが小ぶりのまま成長してしまう」という欠点がありました。

そこで、より高品質ないちごを目指して開発されたのが「あまおう」です。

あまおうは、寒い時期でも赤く色づきますし、形も大きく整った果実ができます。

そして現在、あまおうはブランド価値の向上と品質保持のため、福岡県でのみ栽培が許可されてる希少価値の高いいちごとなっています。

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あまおうの名前の意味と由来

あまおう、章姫、さがほのか、紅ほっぺ、とちおとめ

「あまおう」という名前は、福岡県内の公募によって命名されました。

あまおうの由来は、以下の4つの言葉の頭文字をとったものです。

  • あ:あまい
  • ま:まるい
  • お:おおきい
  • う:うまい

また、「あまおう=甘王」とかけて、「甘いいちごの王様になれるように」という願いも込められています。

いちごの国から 博多あまおう JA全農ふくれん

あまおうの旬の時期

あまおうを最も美味しく食べられる旬の時期は、収穫時期がピークを迎える3月〜4月上旬です。

3月〜4月上旬に採れるあまおうは、甘くてとてもジューシーです。

甘さと酸味の絶妙なバランスを楽しむことができます。

旬は3月〜4月ですが、あまおうの収穫時期は11月上旬〜5月下旬までとなっています。

旬のあまおうはどのくらい美味しいのか、食べ比べしてみるのもおすすめです。

あまおうの値段

いちごの中でも高級品種として知られている「あまおう」。

値段がどのくらいするのか気になりますよね。

ここでは、「あまおう」の値段について詳しく紹介していきます。

あまおうにはランクがある

一言にあまおうといっても、実は販売に際してランク分けがされています。

以下の表のように等級が決められており、ランクによって値段が異なります。

下に行くほどランクが高いです。

重さの違い形状の違い色合いの違い価格(1パック)
グランデ1パック270g
1粒30gほど
形は不揃いだが
大粒
色ツヤはよい2,000円ほど
デラックス1パック280g
1粒30gほど
グランデよりも
やや大粒
ツヤがあり
高級感がある
3,000円ほど
エクセレント1パック450g
1粒40gほど
大粒で
形も良い
宝石のような
赤い輝きがある
4,000円ほど

味自体は、どれも甘くジューシーで代わりはないのですが、重さや形状、色ツヤによってランク分けがされます。

上記の3つの等級は、一般的にスーパーで見かけるあまおうよりも、さらに上のランクのものです。

年によって変動もありますが、スーパーで見かけるあまおうは1パック1,000円前後で売られていることが多いです。

旬のあまおうをお得に手に入れる方法

高級なあまおうですが、旬の最も美味しいものをお得に手に入れたい!と思いますよね。

美味しい状態であまおうを食べるには、産地直送が一番です。

とくに、あまおうの中でも最上級ランクであるエクセレントは、スーパーではお目にかかれることはありません。

しかし、ふるさと納税の返礼品として購入すれば、生産者から直接入手することができ、節税対策にもなります。

高級品種「あまおう」を旬の時期にお得に手に入れることができますよ。

【あまおうが食べ放題】おすすめのいちご狩り農園5選

いちごを食べる女性

上記で、あまおうは福岡県でしか栽培できないとご紹介しました。

つまり、いちご狩りであまおうを食べたい場合は「福岡県に行かないと食べられない」ということになります。

ここでは、あまおうを食べられる福岡県のおすすめのいちご農園を5つご紹介します。

①中野果実園

中野果樹園では、化学肥料を一切使用しないこだわりの有機土壌栽培でいちごを栽培しています。

30分間食べ放題で、あまおう、紅ほっぺ、とよのかの3種類のいちごを味わうことができますよ。

予約制の農園なので、早めに予約しましょう。

営業期間は、1月上旬〜5月上旬です。

②プーさんのいちご園

プーさんのいちご園は、2019年に増設され、九州最大規模の広さを誇るいちご農園です。

60分間の食べ放題で、あまおうを含む14種類ものいちごの品種を味わうことができます。

予約は不可であり、先着順です。

また、果実のなり具合で休園することもあるので、事前に連絡して確認することをおすすめします。

営業期間は、1月上旬〜5月中旬です。

③観光農園ラ・フレーズ

観光農園ラ・フレーズは、道の駅おおきに併設する農園です。

2017年にオープンし、90分間であまおうを含む5種類のいちごを好きなだけ食べることができます。

駐車場は100台収納可能という広さですので、車で出かけようとしている方におすすめですよ。

営業期間は、12月下旬〜5月上旬です。

④ぶぜんフルーツランド

ぶぜんフルーツランドでは、高設栽培と土壌栽培の2タイプがあり、食べ比べすることができます。

予約はできず、30分間の食べ放題で入れ替え制となっています。

午後になるといちごが少なくなりますので、午前中に行くのがいいでしょう。

この農園では、あまおう、あきひめ、やよいひめの3種類のいちごを味わえます。

営業期間は、1月中旬〜4月下旬です。

⑤らいおん果実園

らいおん果実園は、2003年に業界トップクラスの規模を誇るいちご狩り専門農園として開園しました。

福岡や大宰府からのアクセスが良いのも魅力の一つです。

60分間の食べ放題で、あまおうを含む10種類のいちごを味わうことができます。

予約必須の農園ですが、ネットから空き状況を確認して予約することができるのでとても便利です。

営業期間は、12月中旬〜5月下旬です。

まとめ:いちごの品種「あまおう」は、福岡県のブランドいちご!

「あまおう」は、福岡県でのみ栽培が許可されている希少ないちごの品種です。

濃厚な味わいで、口に入れた瞬間に果汁がジュワッと溢れ出します。

あまおうは、一般的ないちごよりもボリュームがあるので、食べごたえもあります。

あまおうをまだ食べたことがない!という方は、ぜひ味わってみてくださいね。

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