せっかくいちご狩りに行くなら、いちごが一番美味しい時期に行きたいですよね。
いちご狩りは冬から春まで、約半年間も楽しめる人気のイベントです。
その中でも、いちごが一番美味しいのは冬であることをご存知でしたか?
そこで今回は、いちごが最高に美味しくなる冬にいちご狩りに行くにあたって、抑えておくべきポイントをまとめました。
冬のいちご狩りについて簡単解説
いちご狩りのシーズンといえば、冬〜春ですね。
ここでは、冬のいちご狩り事情についてご説明します。
冬(12月、1月、2月)はいちご狩りができるの?
いちご狩りは、12月からできる農園が多いです。
なぜなら、いちごの需要が最も高まる12月に合わせていちごの生産を開始するからです。
12月と言えば、クリスマスシーズンですよね。
クリスマスケーキを作るのにいちごを大量に必要とするので、いちごの需要が一気に高まります。
いちごの旬の季節は本当は「春」なのですが、温かいハウス内で育てることにより、冬に出荷できるようにしています。
いちごをたくさん育てた12月に合わせて、いちご狩りも開園する農園が多いということですね。
ただし、北海道のいちご狩りは6月中旬〜7月中旬というイレギュラーな時期に行われます。
地域ごとにいつからいちご狩りができるか知りたい方は、以下の記事を参考にしてくださいね。
冬(12月、1月、2月)の中でもいちごが一番美味しい時期は?
いちごが最も美味しくなるのは、冬の12月、1月、そして2月中旬までです。
気温が低いほど、いちごは糖分を溜め込みながらゆっくりと成長していくからです。
冬に長い時間をかけて育ったいちごは、十分に糖分が蓄えられてとても甘くなります。
ただ、12月にいちご狩りに行くと、クリスマスシーズンで大量に出荷され、少なくなっていることも。
なので、甘くて美味しいいちごを食べたいなら1月中旬〜2月中旬に行くのがいいでしょう。
ただし、関東近辺では1月中旬から開園しているいちご農園が多いです。
ホームページを確認し、開園したらすぐ行けるようにこまめに開園日を確認しておくことをおすすめします。
冬のいちご狩りの料金は一番高い!
結論から言うと、冬のいちご狩りの料金は高いです。
冬の(12月、1月、2月)のいちご狩りの料金は、関東近辺だと平均して大人で2,500円、子供(小学生)で2,000円ほどします。
小学生以上を大人料金に入れるいちご農園も多いです。
この料金は、シーズン中で最も高い金額となっています。
しかし、料金が高い代わりに、最も甘くて美味しいいちごが食べられるというわけです。
シーズン終盤に近づく3月、4月は、徐々に料金は下がっていきます。
3月、4月頃には、大人で1,700円、子供で1,400円ほどになります。
シーズンが終わる頃には、大人で1,200円、子供で1,000円ほどになります。
家族で行く予定で、少しでも金額を抑えたいという方は、12月、1月、2月を避けた方がいいかもしれません。
春休みが終わると、200円〜400円ほど値下げするいちご狩り農園が多いですが、農園によっては3月も料金を高く設定しているところが多いので、行く前に確認しましょう。
いちご狩りシーズンの料金の変動は、以下の記事で詳しく解説しています。
冬に採れるいちごのおすすめ品種6選
100種類以上あるいちごの品種の中で、いちご狩りで目にする機会の多い代表的な冬の品種を6つ厳選しました。
冬のいちごは、春・夏と比べて甘みが凝縮して芳醇な香りがし、濃厚な味わいを楽しめます。
春・夏には味わえない美味しさである上に、採れたては格別です。
ぜひ、冬のいちご狩りで味わってみてください!
①とちおとめ
国内の生産量が1位の大人気の品種です。
粒が大きくしっかりとしていて、鮮やかな赤色をしています。
糖度が高く、ほのかな酸味を持っていて果汁もたっぷりです。
鮮度を見極めるための判断材料にされるほど、とても甘くていい香りがします。
②あまおう
コク深い濃厚な甘味と、後味のさっぱりした酸味が特徴の福岡県のブランドいちごです。
サイズが大きいものが多く、20gを超える大粒のものがよくみられます。
あまおうは、福岡県でのみ栽培が許可されている貴重な品種です。
採れたてのあまおうを味わってみたい!という方は、ぜひ福岡県でいちご狩りを体験してはいかがでしょうか?
③紅ほっぺ
紅ほっぺは、静岡県生まれのいちごです。
粒が大きめでしっかりとした食感があり、中身もほんのりと赤いのが特徴。
甘味と酸味どちらもやや強めで、いちご本来の甘酸っぱさを堪能できる品種となっています。
収穫量が多く、味も優れているためいちご狩りでよく見かける品種の1つです。
④さがほのか
佐賀県生まれの品種であるさがほのか。
佐賀県を代表するいちごで、九州地方が主な産地です。
味は酸味が穏やかで甘味が強く、品質の高いいちごとして親しまれています。
⑤ゆめのか
ゆめのかは、愛知県で生まれたオリジナルの品種です。
「みんなの夢が叶う美味しいいちご」という意味が込められているので、受験シーズンに縁起物として重宝されています。
ほどよい酸味もあるので、練乳との相性は抜群ですよ。
⑥スカイベリー
とちおとめの後継いちごとして、栃木県で新しく誕生したスカイベリー。
栃木県以外では栽培が許可されていません。
出荷先も東京、横浜、仙台、盛岡の4つの市場のみに限定されている非常に珍しい品種です。
スカイベリーの大きな特徴は、その外見の美しさにあります。
きれいな円錐形をしていて、皮がツヤっとしており、1粒が25g以上になる割合が高いです。
とても珍しい品種であるスカイベリーを、新鮮なまま味わいたい!という方は、ぜひ栃木県でいちご狩りに参加してみてはいかがでしょうか。
スカイベリーについては、以下の記事で詳しくご説明しています。
冬のいちご狩りの服装・必要な持ち物
冬のいちご狩りに行くにあたって、以下のようなお悩みはありませんか?
「どんな服装でいけばいいのか?」
「持って行った方がいい持ち物はあるのか?」
不安はたくさんありますよね。
冬のいちご狩りに行く時に、気をつけたい服装や持ち物をまとめました。
冬のいちご狩りの服装
冬のいちご狩りは、温度調節できる服装で行きましょう。
なぜなら、外は寒いですが、いちご狩りを行うビニールハウス内は暖かいからです。
気温差が大きいので、外の気温に合わせた服装で行くと汗だくになってしまいます。
パーカーやカーディガンなどを重ね着すれば、気温の変化に対応しやすいので、快適に過ごせます。
また、冬なので黒い服装を選びがちですが、黒色は避けましょう。
ミツバチは、本能的に黒いものを敵だと認識して攻撃する習性があるからです。
受粉のために、ハウス内でミツバチを飼育している農園もたくさんあります。
めったに刺すことはありませんが、ミツバチが寄って来ていちご狩りに集中できなかったというのは避けたいですよね。
- デートなので、スカートを履いて行ってもいいのか?
- 子供の服装はどうすればいいの?
- 靴はどんなものを履けばいいの?
上記のようなお悩みを持っている方には、以下の記事が参考になります。
他にも、いちご狩りの服装において注意点を細かく解説しているので、ぜひ参考にしてくださいね。
冬のいちご狩りに必要な持ち物
結論からいうと、冬だからといって特別に持って行く持ち物はありません。
ただ、冬のいちご狩りで見落としがちなのが「日焼け止め」です。
冬なのに?と思う方もいるかもしれません。
しかし、冬でも紫外線は容赦なく降り注いでいます。
ビニールハウス内は太陽の光が反射するので、上からだけでなく斜めや横からも紫外線を浴びることになります。
日焼け止めを含め、いちご狩りの全シーズンで必要な持ち物は以下の記事を参考にしてくださいね。
冬のいちご狩りの注意点
冬にいちご狩りに行くなら、予約がすぐに埋まりやすい点に注意しましょう。
いちご狩りは、予約制の農園が多いです。
冬のいちごはやはり甘くて美味しいので、すぐに予約が埋まります。
とくに、いちごのベストシーズンである1月〜2月の週末は予約が埋まりやすいので、行くと決まったら早めに計画を立てましょう。
12月からいちご狩りを始めているいちご農園は少ないですが、12月下旬も子供の冬休みがあるので予約がいっぱいになりやすいです。
予約不要のいちご農園でも、行ったら待ち時間が長かったり、いちごの実が無くなって終了したりしている可能性も考えられます。
いちご狩りの予約をするべき理由は、以下の記事を参考にしてくださいね。
まとめ:冬はいちごが一番美味しい季節!
12月、1月、2月がいちごのベストシーズンであることをご紹介しました。
冬に長い時間をかけて育ったいちごは、甘く濃厚な味わいでやみつきになる美味しさです。
ただし、冬のいちご狩りはとても人気で予約が埋まりやすいので、いちご狩りの計画は早めに立てましょう。
ぜひ、冬にしか味わえない採れたての美味しいいちごを味わってみてくださいね。