いちご狩りに行きたいけど、調べてみたら旬の時期の冬から春を外してた!という悩みはありませんか?
でも、あきらめないでください。
数は少ないけれど、一年中いちご狩りできる農園があります。
全国の多くのいちご狩り農園が閉まっている夏や秋でも、いちご狩りできる場所があるんです。
今回はそんな農園を紹介します!
全国で一年中でいちご狩りできる場所は少ない
いちごの旬は、本来は春〜初夏(4月〜6月)です。
現在は、ビニールハウスなどで温度調整がしやすくなったことから、冬(12月頃)からスーパーなどでも販売されるようになってきました。
しかし、一年中いちご狩りができる農園は、かなり少ないのが現状です。
一年中、ビニールハウスの温度調整などの環境整備を行う、もしくは冬春用のいちご品種と四季成り性の品種、両方を栽培する必要があります。
四季成り性とは、夏でも収穫できるいちごのことをいいます。
温度や時期、日照条件を選ばずに栽培できるため、長期にわたって収穫できるのが特徴です。
通年でいちご狩りできる場所
ここからは数は少ないですが、一年中いちご狩りができる場所を実際に紹介していきます。
アグリの里おいらせ「観光イチゴ園」【青森県】
青森最大級のいちご農園です。
「冬いちご」と「夏いちご」を栽培しているので、一年中いちご狩りができます。
一年中フレッシュないちごが食べられるのは、いちご好きにはたまりません!
夏場もあまり気温が上がらず、品質の良いいちごが採れるので、夏のいちご狩りも人気です。
アグリの里おいらせでは、開放的で広大なビニールハウスのため、通路も広く、ベビーカーや車椅子の方も快適にいちご狩りが楽しめます。
さらには!東北には珍しい、南国感溢れるバナナやマンゴーの熱帯果樹園もあります。
園内の産地直売所で購入できるので、いちごだけなく、色んなフルーツを堪能できます!
住所 | 青森県上北郡おいらせ町向山東2丁目2-1684 |
営業時間 | 8:30〜18:00(いちご狩り時間 10:30~15:00) ※11月〜3月の営業時間は17:30まで ※年末年始は休園 |
いちご狩りの時期 | 通年 |
アクセス | ・青い森鉄道三沢駅から車で10分 ・イオンモール下田から車で8分 ・第2みちのく有料道路・三沢ICから車で7分 |
駐車場 | 無料駐車場あり |
公式ホームページ | http://agurinosato.jp/index.html |
横浜ストロベリーパーク【神奈川県】
都内近郊で、一年中いちご狩りができるスポットとして話題になった「横浜ストロベリーパーク」。
かなり珍しいいちごのテーマパークとして、横浜火力発電所の施設内に誕生しました。
「どうして、火力発電所の中に作ったの?」と疑問に思う人もいるかもしれません。
東京電力の電気を借りて、オール電化を導入することで、温度や湿度の調整ができ、一年中いちごに適した環境を作ることに成功しました。
「とちおとめ」や「UCアルビオン」など、夏いちごを含む4種類ほど食べられるので、首都圏でいちご狩りをしたいという人におすすめです。
ただし、30分間の「摘み取り体験」であるため、収穫したその場ではいちごを食べることはできない点に注意しましょう!
摘み取り体験が終わり次第、外のテーブル席などで食べることができますよ。
パーク内には、いちごを研究するイチゴラボやレストラン、カフェ、フォトスポットなど、いちごの魅力がギュッと詰まっています。
また、建物の可愛らしい見た目も要チェックです!
住所 | 神奈川県横浜市鶴見区大黒町11−1 |
営業時間 | 12:00〜16:00 ※毎週水曜日休園 |
いちご狩りの時期 | 通年 |
アクセス | 【車】 《生麦(鶴見駅)方面からの経路》 ・東電火力発電所前の次の信号を右折、突き当たりを右折して道なり、信号を左折。 2つ目の信号手前を約30m手前を左折。 《大黒大橋方面からの経路》 ・東電火力発電所前の次の次の信号の手前約30mを左折 【公共交通機関】 ・「JR鶴見駅 東口」もしくは、「京急本線 京急鶴見駅」より、 横浜市営バス(乗車時間約15分) 7番乗り場:「横浜さとうのふるさと行(181系統)」で乗車。「横浜火力発電所前」で下車すぐ。 |
駐車場 | 無料駐車場あり(乗用車150台) |
公式ホームページ | https://www.instagram.com/yokohama.strawberry.park/ |
八ヶ岳フルーツ農園【山梨県】
八ヶ岳フルーツ農園では、12月〜6月中旬にかけて冬春用のいちご品種を、7月〜11月にかけて四季成りいちごを栽培しているため、1年中いちご狩りを楽しむことができます。
いちごだけでなく、春〜初夏はさくらんぼ、夏はブルーベリー、秋はぶどう(巨峰)やいちじく、さつまいも、りんごを栽培しています。
季節ごとのフルーツが食べられるので、いちごと一緒に食べたいフルーツの時期に合わせて行くのがおすすめです!
住所 | 山梨県北杜市須玉町小倉4136 |
営業時間 | 9:00~17:00(収穫体験は9:00~15:00) |
いちご狩りの時期 | 通年 |
アクセス | 【車】 ・中央自動車道「長坂IC」より車で14分 ・中央自動車道「須玉IC」より車で13分 |
駐車場 | 無料駐車場あり(乗用車30台) |
公式ホームページ | http://awajishima-fruits.jp/yatsugatake/index.php |
軽井沢ガーデンファーム【長野県】
標高1,000mに位置する軽井沢で、一年中いちご狩りができる「軽井沢ガーデンファーム」。
ここでは、12月〜6月は「プレミアム冬苺狩り」、7月〜11月は希少な「夏秋いちご狩り」が行われています。
いちご狩りができるビニールハウスからは、荘厳な浅間山を見ることができ、見晴らしの良い景色も人気です。
冬から春にかけてのおすすめは、「真紅の美鈴」と呼ばれる黒いちご。
赤黒い見た目の物珍しさだけでなく、非常に濃厚な味と糖度の高さが人気の品種です。
この農園では多品種のいちごを栽培しています。
「プレミアムコース」で食べ比べてみると、それぞれの味の違いが分かるので、とても楽しい時間になること間違いなしです。
住所 | 長野県北佐久郡軽井沢町発地2062-1 |
営業時間 | 9:00〜17:00 (夏秋いちご狩り時間9:00〜14:00/冬春いちご狩り時間 10:00〜15:00) ※毎週火曜日は定園日 |
いちご狩りの時期 | 通年 |
アクセス | 【車】 ・上信越自動車道「碓氷軽井沢インターチェンジ」から約20分 【公共交通機関】 ・JR北陸新幹線「軽井沢駅」または、しなの鉄道「中軽井沢駅」から 町内循環バスに乗車。「下発地(しもほっち)」下車後、バス停より徒歩15分程度。 |
駐車場 | 無料駐車場あり |
公式ホームページ | https://www.gardenfarm.jp/index.html |
一年中ではないけど、夏と秋でもいちご狩りをする方法
一年中いちご狩りができる農園は、少ないです。
なぜなら、いちごの栽培の盛んな時期は、12月〜5月の冬から春にかけてだからです。
しかし、夏や秋でもいちご狩りをする方法はあります。
気候が涼しい北海道や東北などは、一般的にいちごの収穫時期が遅いため、夏でもいちご狩りが楽しめるんです。
さらに、夏〜秋にかけて収穫される「夏秋(かしゅう)いちご」という品種もあります。
夏秋(かしゅう)いちごは6月〜11月ごろにかけて収穫できるので、夏や秋でもいちご狩りを楽しめます!
夏・秋でいちご狩りできる場所
冬や春にいちご狩りに行けなかったという人のために、ここからは夏や秋でもいちご狩りができる場所を紹介します。
ニトリ観光果樹園(旧 山本観光果樹園)【北海道】
北海道余市にある広大なフルーツ園。
いちご狩りは、高設ハウスと露地栽培の2種類あるので、春から秋にかけて楽しむことができます。
いちご以外の果実もたくさんあり、その種類はなんと11種類!
春から夏にかけては、いちごやさくらんぼ、ブルーベリー狩りが楽しめます。
真夏にはプラムや桃、秋にはりんごや梨、ぶどう、栗、プルーン、くるみなどが栽培されています
農園のこだわりである、有機堆肥の土で育ったフルーツは、他のフルーツとは食味が違うと評判のようです。
住所 | 北海道余市郡余市町登町1102−5 |
営業時間 | 9:00〜17:00 |
いちご狩りの時期 | 5月〜8月上旬 |
アクセス | 【車】JR余市駅より車で5分 |
駐車場 | 無料駐車場あり(乗用車200台) |
公式ホームページ | https://www.fruits-yamamoto.net/index.html |
定山渓ファーム【北海道】
定山渓ファームでは、北海道優良品種に認定されている「けんたろう」という品種のいちごが食べられます!
北海道のみで栽培される「けんたろう」は、道内のスーパーでもあまり流通しておらず、その味は別格。
大ぶりな果肉、香りの高さ、そして酸味と甘味の絶妙なバランスが評価されています。
冬や春にいちご狩りに行きそびれてしまったという人は、ぜひレアないちごを食べるために、北海道に行ってみてはどうでしょう?
実際に、いちご狩りドットコム編集部の筆者は「定山渓ファーム」のいちご狩りに行ってけんたろうを味わいました。
真っ赤で太陽の光を反射してツヤっと輝いており、果肉がしっかりしていて非常に食べごたえがありました!
けんたろうの1種類しか栽培していませんが、十分いちご狩りを楽しむことができましたよ。
住所 | 北海道札幌市南区定山渓832 |
営業時間 | 5月〜9月末:9:00〜17:00 10月:9:00〜16:00 ※毎週水曜日休園 |
いちご狩りの時期 | 6月〜7月上旬 |
アクセス | 【車】 ・札幌市内中心部から車で50分 ・新千歳空港から車で90分 【公共交通機関】 ・札幌市内各所からバス「かっぱライナー号」で「定山渓神社前」で下車。 その後送迎車にて、定山渓ファームまで送迎あり。 |
駐車場 | 無料駐車場あり(乗用車200台) |
公式ホームページ | https://jozankei-farm.com/ |
Mt.Berry奥日光【栃木県】
標高1,400mの奥日光・戦場ヶ原の地形を生かした、夏秋いちご「なつおとめ」が食べられる農園です。
「なつおとめ」は栃木限定で栽培され、いちごらしい甘酸っぱさが特徴。
完熟したものは糖度12度を超え、一般的ないちごに負けないぐらいの甘さと美味しさがあります。
その標高の高さから「天空の高原いちご」と称し、完全予約制で少人数なので、とてもゆったりと「夏のいちご狩り」が楽しめます。
夏の避暑地で大自然を感じながら、いちご狩りができる激レアなスポットです!
住所 | 栃木県日光市中宮祠3153-2 |
営業時間 | 10:00~16:00 |
いちご狩りの時期 | 8月〜10月 |
アクセス | 【車】 日光駅から車で約40分 【公共交通機関】 東武日光駅下車後、東武バス湯元温泉行に乗車(乗車時間およそ1時間) 「赤沼茶屋」で下車後、赤沼茶屋横の道路を600m程度進む |
駐車場 | 無料駐車場あり |
公式ホームページ | https://www.okazakino-jou.jp/ |
いちご狩り以外の時期も、他フルーツが楽しめる農園
いちご狩りのメインの時期は、冬から春にかけてです。
それ以外の時期でも、フルーツ狩りを楽しめる農園も紹介します。
大坪だんだんファーム【兵庫県】
兵庫県の淡路島にある「大坪だんだんファーム」は、関西では比較的長くいちご狩りができます。
2020年にオープンしたばかりで、園内も綺麗!ハウスまでの道もキレイに整備されているので、子ども連れや車椅子の方も楽に移動ができます。
淡路島の美しい自然を楽しみながら、ゆったりといちご狩りができるので、家族旅行におすすめ。
また、この農園では毎日、とれとれ市を開催しています。
淡路島の特産玉ねぎやブロッコリー、キャベツ、ほうれん草、大根など、採れたて野菜の販売もあります。
いちご狩りを終えて、お土産に購入してみてはどうでしょうか?
現在は、いちごとさつまいものフルーツ狩りを行っています。
しかし、敷地内にぶどうやイチジク、みかん、ブルーベリー園があるので、今後それらのフルーツ狩りも増えていく予定です。
住所 | 兵庫県淡路市生田大坪338付近 |
営業時間 | 10:00~15:00 |
いちご狩りの時期 | 1月〜6月中旬 |
アクセス | 【車】 ・大阪から車で約80分 ・神戸三宮から車で約40分 ・北淡インターから車で約5分 |
駐車場 | 無料駐車場あり(乗用車20台) |
公式ホームページ | https://otsubo-dandan.com/ |
丹後王国フルーツガーデン【京都府】
京都府北部、日本海に面した京丹後市にある「丹後王国フルーツガーデン」は、数多くのフルーツを栽培しています。
この農園で栽培している、いちごの品種は「あきひめ」は、果肉がやわらかめで、酸味よりも甘味がしっかりと感じられる味になっています。
いちご以外は、メロン、ブルーベリー、桃、ぶどう、梨など、夏から秋にかけてのフルーツ狩りが充実!
さらに農園と併設している、西日本最大級の道の駅『丹後王国「食のみやこ」』も見所が満載なので、おすすめです。
道の駅には自家製クラフトビールや、自家製ソーセージ、丹後の食材を使ったレストラン、芝生広場、小さな動物園があり、子供連れのファミリーなどで賑わっています!
住所 | 京都府京丹後市弥栄町木橋 |
営業時間 | 9:00〜17:00 |
いちご狩りの時期 | 3月中旬~5月上旬 |
アクセス | 【車】 ・京都縦貫道「京丹後大宮IC」より車で20分 ・「与謝・天橋立IC」より車で30分 ・天橋立(宮津市)より車で35分 ・経ヶ岬(丹後町)より車で35分 【公共交通機関】 ・京都丹後鉄道 網野駅より丹海バスにて、弥栄病院前行き30分 ・京都丹後鉄道 峰山駅よりお車(タクシー)にて約10分 |
駐車場 | 無料駐車場あり(乗用車30台) |
公式ホームページ | 「丹後王国フルーツガーデン」https://tango-fg.com/index.html 道の駅『丹後王国「食のみやこ」』http://tangooukoku.com/ |
美作農園【岡山県】
フルーツ大国、岡山県美作市にある「美作農園」は、いちごとぶどう狩りに特化した農園です。
ぶどう一筋40年の大ベテランのおじいちゃんがぶどうを栽培し、いちご農園は県内最大級の栽培面積を誇っています。
ここでは、いちごは5種類を食べ比べることができ、「あきひめ」「さちのか」「紅ほっぺ」「おいCベリー」「よつぼし」が味わえます。
さらに前日までに予約した方には、なんと大福を1個プレゼント!
いちご狩りで自分で摘んだいちごを乗せて、オリジナルのいちご大福を食べることができます。
大きくて甘いことで評判の「美作農園」のいちごを、ぜひ堪能してみてください!
住所 | 岡山県美作市奥585-1 |
営業時間 | 9:00〜17:00(最終受付:16:00まで) |
いちご狩りの時期 | 12月上旬~6月上旬 |
アクセス | 【車】 ・中国自動車道「美作IC」から車で20分 ・山陽自動車道「山陽IC」から車で40分 ・山陽自動車道「和気IC」から車で30分 |
駐車場 | 無料駐車場あり |
公式ホームページ | http://mimaen.co.jp/ |
まとめ:日本各地の農園で、一年中いちご狩りを楽しもう!
一年中いちご狩りができる農園は、数は少ないながら、3つほどあります。
今回の記事で「冬や春だけでなく、夏や秋にもいちご狩りが楽しめること」もわかってもらえたでしょう。
日本の季節や土地に合わせていちご狩りができるので、その土地にしかない夏秋いちごはとてもレアです。
冬〜春にいちご狩りに行けなかった人は、別の時期や場所で、ぜひいちご狩りを楽しんでみてください!