夏でもいちご狩りはできる?北海道や夏でも採れる場所を紹介します

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いちご狩りは、冬から春にかけて行われるイベントです。

しかし、実は夏でもいちご狩りができる地域や施設があることをご存知でしたか?

この記事では、夏にいちご狩りをしてみたい!という方に向けて、夏でもいちご狩りができる場所や、夏にいちご狩りをする際の注意点をまとめました。

夏にしか食べられない希少な品種のいちごも紹介していますので、ぜひ最後まで見ていってくださいね。

夏のいちご狩りについて簡単解説

夏のいちご狩りは、どんな特徴があるのでしょうか。

ここでは、夏のいちご狩りについて解説していきます。

夏(6月、7月、8月)でもいちご狩りはできるの?

夏でもいちご狩りはできますが、地域はかなり限定されます。

夏にいちご狩りができるのは、以下の地域と施設です。

  • 北海道
  • 東北地方の一部
  • 長野県・山梨県・栃木県の一部
  • 横浜市にある「東京ストロベリーパーク」

北海道は、6月中旬〜7月中旬がいちご狩りのシーズンです。

本州のいちご狩りの旬は12月〜5月なのに、なぜ北海道だけ6月・7月なのでしょうか?

それは、北海道ではビニールハウスを使わない露地栽培が主流だからです。

露地栽培とは、ビニールハウスを使用せず野外の畑で栽培する方法のこと。

その野菜・果物が本来育つ時期に合わせ、自然な状態で栽培します。

ビニールハウスを使用していちごを栽培したとしても、無加温であり雨よけのためです。

いちごの旬は春なので、本州に比べて気温の低い北海道では、ちょうど6月・7月にいちごの旬を迎えるということですね。

北海道と同様に、東北地方や長野県・山梨県・栃木県の標高が高い地域では、気温が低くなります。

したがって、夏でもいちご狩りができる地域が存在するというわけです。

また、2018年には1年中いちご狩りができる施設として、横浜に「横浜ストロベリーパーク」がオープンしました。

ここでは、施設内で一年を通して温度管理が徹底されているので、季節を気にせずいちご狩りを楽しむことができますよ。

他にも、1年中いちご狩りができる施設は以下の記事で詳しくご紹介しています。

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夏(6月、7月、8月)のいちごはどんな特徴がある?

夏のいちごは、「夏秋(かしゅう)いちご」と呼ばれています。

その名の通り、夏から秋にかけて収穫される希少ないちごのことです。

秋から冬にかけて栽培される一般的ないちごと比べて、暑さに強い特徴を持ちます。

夏から秋にかけて市場に出回っているいちごは輸入品が多いため、国産の夏秋いちごはとても貴重です。

夏のいちごは、冬のいちごに比べて甘さに劣るといわれてました。

しかし、最近では品種改良が進み、冬のいちごにも匹敵するような美味しいいちごが食べられます。

北海道や東北地方、長野県・山梨県・栃木県の一部といった涼しい地方が、夏秋いちごの主な産地となっています。

夏のいちご狩りの料金は安くなる?

夏だからといって、いちご狩りの料金が特別安くなるということはありません。

ただ、北海道のいちご狩りの料金は全国的に見て安いです。

農園にもよりますが、大人でも1,000円以下でできるところが多いです。

本州の冬のいちご狩り料金は、平均して大人で2,000円ほどかかります。

シーズン終わりになってやっと1,000円に下がるので、北海道のいちご狩りはかなりお得にできるといえるでしょう。

1年中いちご狩りができる横浜の「横浜ストロベリーパーク」の大人のいちご狩り料金、は以下のとおりです。

  • 1月〜6月:2,000円
  • 7月〜12月:2,980円

1月〜6月の料金は、全国平均と同じ料金ですが、7月〜12月の料金は少し高めに設定されています。

ただ、綺麗な施設内でいつでもいちご狩りができると考えれば、安いのかもしれません。

夏に採れるいちごのおすすめ品種6選

夏(6月、7月、8月)に採れるいちごの品種を6つ厳選しました。

夏に採れるいちごは、ほとんど流通しない希少なものばかりです。

①すずあかね

すずあかねは、果肉がしっかりと詰まっており、果実が大きいのが特徴です。

食べるといちごの甘酸っぱさと香りの強さを感じ、そのあとに甘みを感じます。

北海道や長野県でよく栽培されています。

すずあかねの持つ酸味は、あんこや生クリームと相性が抜群であり人気の品種です。

②サマープリンセス

サマープリンセスは、果皮は程よく赤みを帯びており、中身が純白でキレイな色合いが特徴のいちごです。

果肉が柔らかく、酸味と甘味の絶妙なバランスを堪能できます。

栽培は長野県に限られている貴重な品種です。

③なつあかり

なつあかりは、香りも芳醇で、外観の形や色・ツヤなど全てにおいて美しい夏いちごです。

栽培が難しく、なかなか安定的な収穫ができなかったことから、夏いちご全体の中でも生産量が1%にしか満たない貴重な品種です。

東北地方の限られた涼しい地域でのみ栽培されています。

④信大BS8−9

長野県にある信州大学が開発に成功したのが、信大BS8−9です。

糖度が高く歯ごたえのある食感で、いちごの中まで真っ赤になるのが特徴として挙げられます。

⑤ペチカほのか

ペチカほのかは、甘くて柔らかい「さがほのか」と甘さと酸味が絶妙な「ペチカプライム」の交配によって誕生しました。

一粒40〜50gととてもボリュームがある大玉のいちごです。

主に北海道で生産されています。

さらに、いちごの数ある品種の中でもトップに躍り出るほどの甘さも兼ね備えています。

いちご狩りでは、国内数カ所でした味わうことのできない希少品種です。

⑥サマーリリカル

長野県が開発したオリジナル品種であるサマーリリカル。

サマープリンセスの後継として作られた夏いちごです。

強い香りと甘み、酸味のバランスの良さを持ちます。

夏のいちご狩りに必要な服装・持ち物

夏にいちご狩りに行く予定の方に向けて、気をつけるべき服装や持ち物をまとめました。

いちご狩りに行く前に、ぜひ確認しておきましょう。

夏のいちご狩りの服装

夏のいちご狩りは、熱中症にならないよう涼しい格好で行きましょう。

日差しがとても強く、ビニールハウス内は暑くなりやすいです。

施設内でのいちご狩りなら問題ありませんが、ビニールハウスで行ういちご狩りは日光が直接届き、熱がこもりやすいからです。

ただ、標高の高い場所でのいちご狩りは肌寒く感じることもあるかもしれません。

薄手のカーディガンを1枚持っておくと安心です。

紫外線も強い季節なので、UVカット効果のある羽織物ならさらに良いですね。

夏に限らず、いちご狩りに行くにあたって気をつけるべき服装のポイントは、以下の記事が参考になります。

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夏のいちご狩りに必要な持ち物

夏にいちご狩りに行くにあたり、持って行くべき持ち物は以下の4つです。

  • 水筒:水分補給
  • 帽子:熱中症対策
  • ハンドタオル:汗を拭く、濡らして体を冷やす
  • 日焼け止め:紫外線対策

施設内のいちご狩りなら問題ありませんが、屋外にあるビニールハウス内でのいちご狩りは暑くなります。

なぜなら、日差しを遮るものがないからです。

北海道や標高の高い涼しい場所といっても、ビニールハウス内は熱がこもりやすいです。

熱中症を防ぐためにも、夏にいちご狩りに行くなら上記4つの持ち物を持っていくことをおすすめします。

夏に限らず、他にも持っていくべき物を以下の記事で紹介しています。

いちご狩りに行く前に、ぜひ確認してくださいね。

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夏のいちご狩りの注意点

夏のいちご狩りは、熱中症に注意しましょう。

いちごが甘い上に、練乳もつけて食べるので喉が乾きやすいです。

いちご狩りに夢中になりすぎて、終わってから急に気持ち悪くなってきたということもあるかもしれません。

とくに注意すべきなのが、お子さんです。

子供は身長が低いので、地面から照り返しの熱を受けやすいからです。

大人にとって適温だったとしても、お子さんは暑く感じているかもしれません。

こまめに水分補強をし、体調を確認してあげるといいでしょう。

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まとめ:夏でもいちご狩りはできる!

いちご狩りは、夏でもすることができます。

ただし、北海道、東北地方、長野県・山梨県・栃木県の一部の農園と、横浜にある東京ストロベリーパークなど一部の地域に限られます。

夏は、夏秋いちごという夏季限定で栽培されている品種も多いです。

ぜひ、夏にしか食べられないいちごを食べに、いちご狩りに出かけてみてはいかがでしょうか。

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