いちご狩りの高設栽培、土耕栽培、石垣栽培の違いは?

いちごにはいくつのの栽培方法があるのか知っていますか?

今回は、それぞれのいちごの栽培方法について紹介していきます。

また、メリット・デメリットについてもあわせて見ていきましょう!

今後、いちご狩りをする際にぜひ参考にしてみてください。

目次

いちご狩りには3つの栽培スタイルがある

連なるイチゴ

いちご狩りには、栽培方法がいくつかあるとお伝えしました。

どんなものがあるか想像できますか?

今回、具体的に紹介していくのは「高設栽培」「土耕栽培」「石垣栽培」の3つです。

栽培方法によって、いちご狩りの方法が変わります。

それぞれのメリット・デメリットを理解した上でいちご狩りを楽しんでいきましょう!

高設栽培のいちご狩りに行くメリット、デメリット

高設栽培で育てられているいちご

まずは高設栽培です。

どういう栽培方法かというと、文字通り「高いところに設置され栽培される方法」です。

上の写真の通りですね。

最近ではこの方法を取り入れている農園が増えています。

では、メリットとデメリットを見ていきましょう!

メリット① 体に負担がかからない

ご覧の通り、いちごが高い位置で育てられています。

そのためいちご狩りをする際、しゃがむ必要がありません。

歩きながらいちごを選び、摘むことができるのは大きなメリットですね!

妊婦の方や小さいお子さんを抱っこしている方も安心して、いちご狩りを楽しむことができます。

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メリット② いちごがきれい

地面と離れた場所で栽培しているため、土などがかからずきれいです。

いちご狩りは、摘んだその場でいちごを食べることが多いですよね!

そのため見た目のきれいさも重要ではないでしょうか。

メリット③ 車椅子でも入ることができる

しゃがんでいちごを摘む必要がない高設栽培。

そのため車椅子を利用している方も、座ったままいちご狩りを楽しむことができます。

メリット④ たくさん食べることができる

高設栽培の農園では、立ったままいちご狩りを楽しめると紹介しました。

日本に多くある、しゃがんで食べる方式のいちご狩りだとしゃがんだ際、お腹が圧迫されますね。

立って食べるとその圧迫がないんです!

たくさん食べたいと思っている方には、高設栽培のいちご狩りがオススメ。

デメリット① ついつい食べすぎてしまう

いちご狩りは時間制限がある場所がほとんど。

そして上記の通り高設栽培方式ではお腹への負担が少なく、たくさん食べることができます。

制限時間内にたくさん食べたいという思いから、食べ過ぎには注意が必要ですね!

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デメリット② 少し物足りなさがある

いちご狩りというと、しゃがんで摘むのをイメージする方も多いのでは!

そのいちご狩りを期待している方には、高設栽培のスタイルが少し物足りなく感じるかもしれませんね。

デメリット③ 小さい幼児は抱っこの必要あり

高設栽培の場合、いちごが地上から約1mほどの高さにあります。

身長にもよりますが2歳以下の子どもですと、抱っこしながらのいちご狩りになる可能性が高いです。

家族の負担を考え、いちご狩りの場所を選ぶと良いでしょう。

土耕栽培のいちご狩りに行くメリット、デメリット

土耕栽培の様子

次は、土耕栽培についてです。

このスタイルは、イメージしやすいのではないでしょうか?

日本ではこの方法で栽培されているいちごが多いですね!

こちらは地面や畑にいちごを直接植えて、土を使って栽培する方法。

ビニールハウスなどの施設内、または露地で栽培されています!

メリット① 味や質が高い

土耕栽培で育てられたいちごは、その他に比べて味や質が高いと言われています。

土耕栽培の場合、農家の方は土作りから力を入れることがほとんど。

栄養たっぷりの土の中で育ったいちごは、濃い味のものが多いです!

メリット② 幼児も摘むことができる

地面にいちごがなっている土耕栽培。

この位置であれば、2歳以下の身長の低い子どもも自分でいちごを摘むことが可能です。

「自分で摘みたい、しかし高設栽培だと届かない」というお子さんがいる場合は土耕栽培がオススメ!

メリット③ 従来のいちご狩りを楽しめる

日本では、土耕栽培で育てられるいちごが一般的。

それもあり「いちご狩り」と聞いたときに、土耕栽培をイメージする方も多いのではないでしょうか?

そのイメージ通りの楽しみ方をすることができます!

デメリット① 体勢が辛い

食べ放題の時間は、30〜40分がほとんど。

その時間内、しゃがんでいちごを摘むことになります。

もちろん立つこともありますが体への負担が大きく、疲れを感じるかもしれません。

デメリット② いちごに土が付いていることもある

地面で栽培しているので、仕方ないことではありますよね!

ただ土を落としてから食べるとなると、少し面倒と感じるかもしれません。

石垣栽培のいちご狩りに行くメリット、デメリット

では最後に石垣栽培について見ていきましょう!

石垣栽培と聞いて、どんな栽培方法かイメージがわきますか?

まずは栽培方法について紹介していきます。

石垣栽培とは

日本国語大辞典で調べると、このように説明があります。

石の太陽熱の吸収力を利用し、丘陵の南斜面に石垣やブロック等をはり、そのあいだにいちごなどを栽培する方法。
引用:日本国語大辞典

沿いの温暖な気候とコンクリートブロックの保温効果を用いる栽培方法です。

初めて聞いた方も多いのではないでしょうか?

この栽培方法は全国どこでもできるわけではありません。

海沿い、そして温暖な気候が必要となります。

日本の石垣栽培のメインエリアは、静岡県の静岡市駿河区。

国道150号線沿いには「久能いちご海岸通り」があります。

ここは石垣栽培のいちご狩りを楽しめる農園が数多くあるエリアです!

ここで育てられているいちごは「石垣いちご」という相性で親しまれています。

メリット① 話題性がある

一口にいちご狩りと言っても、石垣栽培のいちご狩りはとても珍しいですよね!

新たなアクティビティを楽しみたい方は、ぜひ石垣いちご狩りを選択肢の一つに入れてみてください。

メリット② 旅行気分を味わうことができる

上記で紹介した通り、石垣いちご狩りを楽しめるエリアは限られています。

そのため旅行も兼ねて、楽しむのも一つの手です!

デメリット① 気軽に楽しむことが難しい

海沿いの温暖な気候の限られたエリアでしか、楽しむことができない石垣栽培。

そのため住まいが遠い方の場合、気軽に楽しむのは少し難しいですね。

いちご狩りしたい人はどこに行けばいいか?

いちごを手に乗せている

ここまで様々ないちご狩りの栽培方法、メリット・デメリットを紹介してきました。

気になるものは、ありましたか?

では最後に、それぞれの栽培方法はどんな方に向いているかを紹介します。

家族で行く場合(2歳以下の子どもがいる場合)

土耕栽培のいちご狩り農園がオススメです!

上記にも書いた通り、高設栽培だと背の小さい子どもの手がいちごに届かない可能性があります。

お子さんも自分で摘むという体験をするには、土耕栽培のいちご狩りを選択するのが良いでしょう。

家族で行く場合(車椅子を利用する方がいる場合)

高設栽培のいちご狩り農園がオススメ!

いちごが高い位置にある高設栽培。

そのため車椅子を利用の方も、座ったままいちごを摘むことができます。

カップルで行く場合

高設栽培のいちご狩り農園がオススメ!

土耕栽培の場合、洋服が汚れる可能性があります。

そうなるとオシャレ着よりも、汚れても大丈夫な服を選ぶケースが多いですよね。

高設栽培の場合は、服装を気にする必要が無いのでデートにももってこいです。

また話題作りのために石垣栽培の農園に行くのも、一つの選択肢にしても良いでしょう。

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新たなアクティビティを求めている方々の場合

石垣栽培のいちご狩り農園で、石垣いちご狩りをしてみましょう!

普段の遊びではなく、新たなことを求めている方にはオススメ。

また上記で紹介した静岡市の「久能いちご海岸通り」には、いちご狩り農園がたくさんあります。

お腹に余裕がある方は、いくつか試してみるのも面白いのではないでしょうか。

まとめ

・いちご狩りには「高設栽培」「土耕栽培」「石垣栽培」がある

・それぞれにメリット、デメリットがある

・どの栽培方法が良いか、目的や状況に合わせて考えてみよう

自分にあったいちご狩り農園を見つけて、ぜひいちご狩りを楽しんでください!

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