みなさんは「いちご狩り」と聞くと、料金の相場はいくらを想像しますか?
- 1,000円くらいかな?
- 3,000円くらいじゃない!?
- 500円かな〜
と人によってイメージする金額は様々でしょう。
今回はいちご狩りをより楽しんでいただくために、いちご狩りや値段についてお伝えします。
いちご狩りの平均的な値段は?
一般的にいちご狩りというと「30分〜40分の時間内、食べ放題」と設定されているところが多いです。
とくに、人が集まりやすい都心のいちご狩りでは30分〜40分、田舎では40〜60分くらい。
稀に、時間無制限でいちご狩りができるところもあります。
値段は平均すると
- 大人料金:2,000円前後
- 子ども料金:大人料金に比べてマイナス100円から半額程度(1,000円〜1,900円)
- 2,3歳以下の乳幼児:無料
と設定されているところが多いです。
ただし、いちご狩りの料金は、都会と田舎で多少値段に差があります。
都会のいちご狩りは、旬の時期だと平均して大人料金で2,000円〜2,500円ほどかかるのに対し、田舎のいちご狩りは2,000円を下回るところが多いです。
シーズンが終盤になると料金が下がってきます。
ただ、1月〜3月のピーク時期にいちご狩りをする時になるべく費用を抑えたい場合は、田舎のいちご狩り農園に足を伸ばすといいでしょう。
いちご狩りは割高?
単純にいちごの値段が2,300円と聞くと「高い!」と感じるかもしれません。
ですが、いちご狩りは新鮮で美味しいいちごを好きなだけ食べられるだけではありません。
「自分でいちごを摘む」という貴重な体験ができるだけでなく、一緒に行った人といちご狩りに行った思い出を共有できます。
とくに、子供と行くことによって「いちごはこんな風に育てられているんだ!」という食育経験をさせてあげられます。
実際に、いちご狩りドットコム編集部の筆者は幼稚園の時以来で久しぶりにいちご狩りに行きましたが、「採れたてのいちごは、スーパーのいちごと比べてこんなにも甘くてみずみずしいのか!これが本来のいちごの美味しさか」と感動しました。
同行した夫も「いちご狩りを甘く見ていた、こんなに楽しいものだったとは」と喜んでいました。
いちご狩りに行かないと分からない貴重な体験となったため、割高というよりもむしろ安いと感じるくらいでした。
時期ごとのいちご狩りの値段の違いは?
実は、いちご狩りの値段というのは時期によって変動することが多いです。
時期ごとのいちご狩りの平均的な値段を、以下でご紹介します。
12月〜2月頃の冬の時期の値段
いちごの最盛期を迎えるこの期間、都会のいちご狩りの大人料金は2,000円〜2,500円ほど、田舎でも1,800円〜2,000円ほどです。
実際に、神奈川の1年中いちご狩りが楽しめるいちご農園「横浜ストロベリーパーク」のいちご狩り料金は1,980円、バリアフリーで横浜からのアクセスが良好な「二宮いちご園」は2,500円となっています。
お値段はやや高めですね…。
一方で、北海道でいち早くいちご狩りを開始している「スパルベリー」では、12月のいちご狩りの料金は1,800円となっています。
12月〜2月のいちごは糖度が高く、甘くて肉厚で歯ごたえのあるいちごを味わうことができる期間です。
粒のサイズも大粒ですが、実の数は少なめです。
3月〜6月頃の春から初夏の時期の値段
この時期は、冬の時期よりも平均で200円〜700円ほどいちご狩りの料金が下がる場所が多いです。
例えば、神奈川県の「ゆめが丘農園」では1月〜5月までいちご狩りを開催していますが、1月〜3月の春休みまでは2,500円で設定しており、4月〜5月になると2,300円に下がります。
この時期のいちごは、水分量が多くジューシーなものが増えていきます。
粒のサイズは小粒から中粒ですが、その代わり実の数は多いです。
いちごの季節ごとの育ちやすさと理由
皆さんはいちごと聞くと、どの季節のフルーツというイメージがありますか?
「冬から春にかけてのフルーツ」というイメージを持つ方が多いのではないでしょうか。
いちごといえばクリスマスや冬のイメージ
代表的なのがクリスマスの時期、ケーキによく使われているいちごのイメージがあるかもしれません。
冬になると、美しい真っ赤ないちごがスーパーの果物売り場に並びますよね。
そのイメージもあるかもしれません。
このように冬〜春の時期のフルーツというイメージがあるいちごですが、元々は「露地栽培」という栽培方法で畑で育てられていました。
いちごの本来の旬は春から初夏
昔ながらの露地栽培では、暖かくなる4月〜6月に旬を迎え、収穫されていました。
そのため、今でもいちごは春が最も収穫量が多くなります。
しかし、現在いちごは、ビニールハウスなどの温室の中で育てられることが多くなりました。
そのため冬に旬を迎え、その時期に収穫することができるようになっています。
露地栽培をされていた昔とは、収穫の時期が少しずれているということになります。
春のいちごの味
気候が暖かくなる4月〜5月頃に収穫されるいちごは、冬の時期に収穫されるいちごよりも水分量が豊富。
食感はジューシーなものが多くなっています。
糖度は冬よりも少し低くなりますが、軟らかい果肉のいちごが味わえます。
冬に収穫されるいちご
冬の間に旬を迎えるいちごは、寒い時期にゆっくり時間をかけて育ちます。
その期間、十分な糖分を蓄えて育つため、糖度が高く甘いいちごが多く取れる時期となっています。
また寒さで引き締まっている実が多く、歯ごたえもしっかりとしているのがこの時期のいちごの特徴です。
このように時期によりいちご狩りの値段もいちごの味も変わってきます。
たくさんの種類のいちごがあるので、ご自身のお気に入りの種類を見つけて時期によっての味の変化なども楽しめますね!
時期によりいちご狩りの値段が違う理由は?
いちご狩りの料金は、冬の12月〜3月頃が最も高く、4月〜5月になると徐々に下がっていきます。
なぜなら、4月になるといちごの収穫量が増えるからです。
4月以降は気温が上がり、ハウス栽培でなくても収穫できます。
いちごがたくさん収穫できることから、値段も下げやすいためいちご狩りの値段が下がるというわけです。
いちご狩りの料金の相場まとめ
今回の記事では、時期によるいちご狩りの料金の変化、そしていちごの味の違いについてお伝えをしました。
糖度が高く、甘くて歯ごたえのあるいちごを食べたい方は、少し料金が高くとも冬の12月〜3月に行くことをおすすめします。
逆に、少し料金を抑えつつ、ジューシーな柔らかいいちごを食べたい方は4月〜6月頃に行くのがおすすめです。
「絶対にこの時期に行くべきだ!」というおすすめの時期があるわけではありません。
時期によってそれぞれの楽しみ方がありますので、ぜひお好きな時期にいちご狩りを楽しんでください!